ホームページという
“集客の中心”について
美容師として独立したとき、「お客様をどうやって集めたらいいのか」
最初にぶつかる壁って、だいたいここだと思うんです。
そして多くの人が最初に思いつくのが「SNSを頑張ること」。
もちろんそれも大事。僕もやっています。
でも、実は本当に大切なのは“ホームページ”なんです。
なぜならホームページは、あなたのサロンのことをちゃんと伝えてくれる“土台”だから。
Instagramがチラシだとしたら、
ホームページは“お店のパンフレット”であり、“お店の中”でもあります。
SNSで興味を持った人が、「この人どんなお店なんだろう?」と思って来る場所。
つまり、集客の中心になる場所なんです。
僕がホームページを先に作った理由と、その結果
僕自身、2025年5月に地元で美容室をオープンしました。
でも、ホームページの準備を始めたのはなんと4ヶ月前の1月。
まだ物件も完成していないうちから、作り始めていました。
なぜそんなに早く始めたのかというと、
「お店を作る前に“集客の仕組み”を作らなきゃダメだ」と思ったから。
結果、オープン初月にして売上は100万円を突破。
顧客ゼロの状態からのスタートでしたが、4ヶ月目には180万円まで伸びました。
しかも、そのお客様のほとんどが新規。
そして、ほとんどがホームページを見て来てくれたんです。
つまり、お店を“見つけて”ではなく、“知って来てくれた”。
ここが大きな違いです。
デザインよりも「伝わる構成」
ホームページというと、「おしゃれなデザインにしたい」と思う人が多いです。
でも、実はおしゃれなデザインよりも大事なのは“分かりやすさ”。
たとえば、おしゃれな雑誌を読んでいるのに、
「結局何が言いたいのか分からない」ってこと、ありますよね。
それと同じで、いくら動きのある画像やかっこいいフォントを使っても、
「この店、どこにあるの?」「何が得意なの?」
そんな疑問が残るページではお客様は行動しません。
僕は、“見て分かるホームページ”を作ることを大切にしています。
見やすい。流れが自然。
そして読んでいくうちに、「なんかこのお店良いかも」と思ってもらえる。
それが“構成の力”です。
ホームページは「共感」を生む場所
SNSは一瞬で流れてしまうけれど、
ホームページは“残る場所”です。
あなたの考えや想い、お客様への姿勢、
そういうものをしっかり残しておけるのがホームページ。
「こういうお客様に来てほしい」
「こういうサービスを大事にしている」
そんな言葉が積み重なって、
「この人のところに行ってみたい」と思ってもらえるんです。
SNSが苦手な人でも、ホームページなら焦らず発信できる。
しかも、あなたのペースで言葉を紡いでいける。
それが、ホームページの本当の良さだと思います。
「検索で上に出すこと」がすべてではない
「ホームページって、検索で上に出ないと意味がないでしょ?」
そう思っている人も多いです。
たしかに、検索で上位に出す工夫(いわゆる“SEO”)は大事です。
でも、今の時代それだけでは難しい。
なぜなら、Googleで「市川 美容室」と検索しても、
上にはホットペッパーや広告サイトがずらっと並んでしまうから。
つまり、個人店がそこに勝つのは現実的ではありません。
だからこそ、僕は発想を変えました。
「見つけてもらう」ではなく、「知ってもらって来てもらう」。
Instagram広告などを使って、
自分でお客様を“呼び込む”。
そしてそのお客様が「もっと知りたい」と思ったときに、
ちゃんと信頼してもらえる場所──それがホームページです。
呼び込んで、共感してもらう
多くの人がSNSを頑張っているけれど、
投稿を見たお客様が「この人どんな人なんだろう」と思ったときに、
その答えが載っている場所がないんです。
たとえばあなたが新しいレストランを見つけたとして、
インスタでは素敵な写真ばかり。
でも、どんなシェフなのか、どこにあるのか、価格はいくらか。
それが載っていなければ行きづらいですよね。
ホームページは、その“行く前の不安”をなくしてくれる場所です。
あなたの考え方、料金、雰囲気──
そういうものを全部ひとつにまとめて安心してもらえる。
だから、呼び込むだけでは足りない。
呼び込んだあとに“共感させる場所”を持つことが大事なんです。
僕がやっているのは「広告 × ホームページ」の組み合わせ
僕が考える集客の仕組みはシンプルです。
「SNSや広告で知ってもらい、ホームページで共感してもらう」。
Instagram広告は、うまく使えば費用も少なく済みます。
しかも、自分の地域やターゲット層をピンポイントで狙える。
ホットペッパーのように大きな掲載料を払わなくても、
自分で集客をコントロールできる時代になっています。
ただし、広告を出しても“受け皿”がしっかりしていないと意味がない。
だから僕は、「ホームページを育てる」ことが大切だと思っています。
AI時代にこそ、ホームページが再び重要になる
最近はAIで調べものをする人も増えています。
でも、AIが参考にするのは、結局「人が書いた文章」です。
つまり、あなたがホームページに書いた言葉が、
そのまま“あなたの信頼”になる時代。
AIが「この人の情報は信用できる」と判断するのは、
日々コツコツと残してきた文章なんです。
一度は「古い」と言われたホームページ。
でも、これからはAIが情報を拾う時代。
だから、自分の言葉を残せる人が強くなる。
僕はそう思っています。
ホームページは「動かすもの」
ホームページは作って終わりではありません。
大事なのは、“更新して育てていくこと”。
たとえば、ブログを書いたり、
メニューを季節ごとに変えたり、
キャンペーンのお知らせを出したり。
お店と一緒にホームページも成長していく。
そうすることで、ページはどんどん信頼を積み重ねていきます。
僕が作るホームページは、
自分で簡単に更新できるように設計しています。
難しい操作は必要ありません。
自分で「今週の空き状況」も「今日のブログ」もすぐ出せる。
そうやって“動かし続けられるサイト”を作ることを意識しています。
美容師だからこそ作れるホームページ
僕が作るホームページは、ただのデザインではありません。
現場のことを理解したうえで作る、“美容師目線のホームページ”です。
たとえば、カットメニューの見せ方ひとつでも、
「どうしたら予約につながるか」「どうしたら分かりやすいか」
その感覚は美容師だからこそ分かる。
一般の制作会社には分からない、
“美容師のリアルな現場感覚”を持って設計しています。
だから、僕のホームページは「おしゃれ」ではなく「集客できる」。
見た目だけじゃなく、ちゃんと働くサイトなんです。
ホームページが“集客の中心”になるということ
多くの美容室が「ホームページを作ったけど意味がなかった」と言います。
でも、それはホームページが悪いのではなく、
“使い方を知らなかった”だけ。
SNSでの発信も、広告も、口コミも、
すべては最終的にホームページにつながる導線。
ホームページがあることで、
お客様はあなたを「見つけて」「知って」「信頼して」「予約する」。
ここまでの流れをつくれるのが、ホームページの本当の力です。
休まずにお客様を案内し、伝え続けてくれる。
それがホームページなんです。
まとめ:おしゃれより、伝わるホームページを
ホームページに必要なのは、派手さでも専門用語でもありません。
伝わること。分かりやすいこと。信頼されること。
あなたの言葉で、お客様が「この人にお願いしたい」と思えること。
そして、自分の力でホームページを育てていけること。
僕は、そんな“生きているホームページ”を作りたいと思っています。
それが、僕の考える「集客できるホームページ」です。