予約が埋まるほど、いい店?ひとりサロンで気づいた勘違い

予約が埋まるほどいい店? 直井の記事 LINE限定
LINE限定記事|ひとりサロン部 部室

こんにちは、直井です。

ひとりサロンを始める前の私は、予約表が先までびっしり埋まっている状態こそ、いい店の証拠だと思っていました。

実際、オープン直後は3か月、4か月先、最初の頃は半年ほど先まで次回予約が入っていました。売上の見通しが立ち、精神的にも安心できる。だから、それが正解だと信じていたんです。

でも、その働き方を続けた先で、私は一度、身体を崩して入院しました。

今回は、予約を埋めることに夢中だった私が、なぜ今は「あえて埋めないこと」が大切だと考えているのかを書いてみます。

今まさに予約を埋めようと頑張っている方に、「埋めるのはよくない」と言いたいわけではありません。私も同じ道を通ってきたからこそ、少し先に起こるかもしれないことを、ひとつの実体験としてお伝えできたらと思っています。

予約が埋まっていることが、成功だと思っていた

独立して店を始めると、やっぱり予約表の空白は怖いものです。

この先もお客様は来てくださるのか。来月の売上は大丈夫なのか。借入の返済や家賃を払いながら、ちゃんと経営を続けていけるのか。開業したばかりなら、不安になるのは当然だと思います。

私も同じでした。だから、次回予約を取って、できるだけ先まで予定を埋めることを大切にしていました。

数か月先まで予約が入っていれば、売上の見通しが立ちます。自分の予定も組みやすい。何より、予約表を見るたびに「この店は大丈夫だ」と安心できました。

当時は予約が90%以上、感覚としてはほぼ100%に近い状態でした。
月の休みは8日ほど。予約が埋まっていることが嬉しくて、それを保つことが経営者として正しいと思っていました。

もちろん、次回予約そのものが悪いわけではありません。お客様にとっても予定を確保しやすく、私たちにとっても準備がしやすい。今でも、とても良い仕組みだと思っています。

予約をいただけることは、もちろん本当にありがたいことです。自分を信頼して次の予定まで決めてくださる。それが嬉しくない美容師はいないと思います。

私自身も、お客様が次の予約を取ってくださるたびに、「また来ていただけるんだ」と嬉しくなりました。独立したばかりの不安な時期に、その一つひとつの予約が背中を押してくれていたのも事実です。

問題だったのは、次回予約ではなく、私が「空いている枠がないほど良い」と思い込んでいたことでした。

予約を移したくても、移す場所がなかった

オープンから半年ほど経った頃から、少しずつ困ることが増えてきました。お客様には、それぞれの生活があります。体調を崩すこともありますし、…

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予約が先まで埋まる安心感の一方で、予定を変えたいお客様を受け入れられないことが増えていきました。この先では、私が予約の取り方を見直したきっかけと、予約表に余白を残してから変わったことをお話しします。

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この記事を書いた人

直井 理代の漫画風イラスト

直井 理代

高単価サロン・価値づくり・経営

その人の状況に合わせ、コンセプトや価格、続けられる経営の形を一緒に整理します。

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