美容室のコンセプトの決め方、僕はここから考えた

開業準備の一番最初にして、実は一番大事な作業がこの「コンセプト決め」だと僕は思っています。多くの人が、ここを飛ばしていきなり物件探しから始めてしまうんですが、それだと途中で迷子になりやすいです。

コンセプトって聞くと、なんだかふわっとした言葉に聞こえるかもしれませんが、要は「誰に、何を届ける店なのか」を自分の中でハッキリさせる作業です。ここが決まっていれば、物件も、内装も、メニューも、迷ったときに立ち返る軸になります。

目次

「誰の、どんな悩みを解決するか」から考える

「オシャレな空間にしたい」「リラックスできるサロンにしたい」。こういうイメージから入る人は多いんですが、僕がおすすめしたいのは、もう一歩踏み込んで「誰の、どんな悩みを解決するお店なのか」を先に考えることです。

子育て中のお母さんが、短時間で綺麗になれる場所なのか。忙しい経営者が、静かに一人の時間を過ごせる場所なのか。ターゲットが変われば、内装も、接客も、価格帯も、全部変わってきます。「なんとなく良さそう」なコンセプトは、結局誰にも強く刺さらないことが多いです。


客単価とメニューも、ざっくりでいいから決めておく

「誰の、どんな悩みを解決するか」が見えてきたら、そこにもう一歩踏み込んで、「どんなメニューを」「だいたいいくらで」届けたいかも、ある程度具体的にイメージしておいた方が、あとがずっと楽になります。

例えば、今までカット4,000円のお店で働いてきた人が、いきなり「カット8,000円のお店を出したい」と言われても、正直イメージがわきにくいと思います。単価を倍にするということは、接客も、空間の作り方も、お客様への伝え方も、それに見合うレベルに引き上げる必要があるからです。

そういうときにおすすめなのが、「真似したいお店」を具体的に見つけておくことです。「こんな雰囲気で、こんな価格帯でやっているお店があるんだ」というのを実際に知っておくと、コンセプトが一気に具体的になります。最初から完璧に自分オリジナルのものを作ろうとしなくていいので、いいなと思うお店を参考にしながら、自分だったらどう作るかを考えてみてください。


「なぜ自分がやるのか」を言葉にしておく

コンセプトを考えるときは、お客様目線だけじゃなく、「なぜ自分がこの店をやりたいのか」も一緒に言葉にしておいた方がいいです。ここが曖昧だと、開業してから忙しさに流されて、いつの間にか自分が本当にやりたかったことを見失ってしまうことがあります。

「なぜ」の部分は、そのままお客様への発信にも使えます。ホームページやSNSで自分の想いを語るとき、この軸がある人とない人とでは、伝わり方が全然違います。


コンセプトは、完璧じゃなくていいし、変わってもいい

ここまで偉そうに書いておいてなんですが、最初から完璧なコンセプトを作る必要はないと思っています。むしろ、実際にお店を始めてから、お客様の反応を見て「あ、こういう人たちが集まってきてくれるんだ」と気づいて、コンセプトが自然と磨かれていくことの方が多いです。

大事なのは、最初の時点で「自分なりの仮説」を持って始めること。仮説がないと、お客様の反応から学ぶこともできません。まずは自分が今考えられる範囲で、「誰に」「何を」「なぜ」を言葉にしてみてください。

「自分のコンセプト、ちょっと言葉にするのが難しい」という方は、一度誰かに話しながら整理するのもおすすめです。


コンセプトの言語化、ひとりサロン部でみんなで壁打ちすることもあります。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次