こんにちは。ひとりサロン部の林です。
今回は、美容師が独立するためのお金をどう貯めるか、という話です。僕は美容師1年目の頃から「いつかは独立するだろうな」と思い、毎月少しずつ貯金を続けていました。
派手な方法ではありません。投資で一気に増やしたわけでもなく、給料が入ったら先に別口座へ移す。それを長く続けた結果、気づいたときには300万円ほど貯まっていました。
貯金は、意志より仕組みで考える
「今月は頑張って残そう」と考えても、口座にお金があれば使ってしまうことがあります。僕も意志だけで何年も続けるのは難しいと思いました。
そこで使ったのが、自動積立定期預金です。給料日の翌日に、決めた金額が自動的に別口座へ移るようにしました。普段使う口座から最初にお金をなくしてしまうので、残った範囲で生活するようになります。
最初は月3万円を目安にしていましたが、大切なのは金額より、自動で続く形を作ることです。月1万円でも5,000円でも、使う前に取り分ける仕組みがある方が、気合いだけに頼るより続きます。
300万円を目標にしたきっかけ
美容師1年目の頃、シャンプーを担当していたお客様に銀行員の方がいました。何気なく「独立するときのお金は、どうやって準備すればいいですか」と聞いたところ、自己資金が融資を考えるときの大切な土台になると教えてもらいました。
金融機関や本人の状況によって審査条件はまったく違うので、「300万円あれば必ずいくら借りられる」という話ではありません。ただ、当時の僕には具体的な目標が必要でした。そこで、まず300万円を貯めようと決めました。
収入が増えたときに、生活水準を急に上げない
美容師は、指名や売上が増えると収入が大きく伸びる時期があります。そのとき、増えた分だけ生活費も増やしてしまうと、手元に残るお金は変わりません。
僕は生活水準を大きく変えず、収入が増えた分は積立額を増やすようにしました。独立を目指すなら、「いくら稼ぐか」だけでなく「増えた分をどう残すか」も大切だと思います。
自己資金があると、独立の自由度が上がる
僕は最終的に、融資を受けなくても開業できるくらいのお金を準備していました。それでも日本政策金融公庫から融資を受けたのは、手元の余力を残したかったからです。
資金に余裕があると、条件に合う物件が出たときに動きやすくなります。お客様が触れる設備を妥協しない、必要な広告や照明に追加投資する、開業直後の売上が読めない時期にも落ち着いて判断する。自己資金は、ただ開業費を払うためだけではなく、選択肢を残すためのお金でもあります。
僕が実際に開業予算をどう組み、何にお金をかけたかは、美容室の開業資金の記事とLINE限定の実体験記事にもまとめています。
出資と融資は、同じ「お金を出してもらう」ではない
知人や先輩から「お金を出すから店をやらないか」と声をかけられることもあります。ただ、出資を受けると、経営への発言権や利益の分配、店の所有関係が複雑になる場合があります。
融資にも返済責任はありますが、出資とは性質が違います。条件を理解しないまま話を進めず、金融機関や税理士などの専門家にも確認してください。誰から、どの条件で、どんな形のお金を受け取るのかは、独立後の自由に大きく関わります。
独立資金は、未来の選択肢を買うお金
貯金は地味です。すぐに結果が見えるものでもありません。でも、数年後に良い物件が見つかったとき、「お金がないから動けない」とならずに済みます。
独立するかまだ決めていなくても構いません。毎月少額でも、未来の自分が使えるお金を先に取り分けておく。独立しなかったとしても、そのお金が無駄になることはありません。
開業資金のリアルは、LINE限定記事でも公開しています
1,000万円という上限をどう考え、設備・内装・運転資金へどう配分したかを、実体験で紹介しています。



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